milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

全日本柔道選手権(IN自宅:HNK)

昨日の夜、擦った揉んだがあって結局自宅観戦。当初は武道館に行くつもりであったが、最近、真夜中の出費が嵩み、金、ねぇんですよ。ファックファック。んで、がっかりしてふて寝していたのだが、ふとテレビをつけるとなんとNHKでやってんじゃんか!!ラッキー。そんなわけで見た。ちなみに準決勝からだ。
なぜ見ようと思っていたのかといえば、以前も書いたのだがズバリいって『井上康生vs鈴木桂治』その一点である。この大会をもってオリンピック100kg級&100kg超級の代表が決定するということも含め大注目な大会なのだ。
先での2人と棟田康幸は過去世界大会でそれぞれ別階級で金メダルを獲得しており、事実上の重量級の柔道世界一決定戦なのである。へたなプロレスより面白いこと受け合いなし。
さて、ここまで順当に勝ち上がって来た3名。いよいよ準決勝で激突。
まずは「鈴木vs棟田」。先日の体重別では井上康生と当たる手前で兄貴に負けてしまった鈴木としてはなんとしても負けられないところ。しかし負傷している左手中指は完治したわけではなく、痛々しいテーピング。それでも気迫か執念か。この勝負は鈴木が征することとなった。
一方の井上。相手の森選手の巧妙な作戦に調子を狂わされるものの判定でなんとか勝利し決勝へ。しかし足取りは重く、どこか調子が良くないようであった・・・。
いよいよ決勝戦。満員(!)の観衆はいやがおうにも盛り上がる。見ているこっちも盛り上がる。ヴァ−ッ!!!!ってな感じではあるが決勝戦自体は淡々と始まった。解説の方が言っていたが「組手争い」と言う展開となる。技をきめる上で自分の得意である「組手」(袖をもったり襟を持ったりする形のこと)を取ろうとプロレスの手四つのような感じでお互いの手や襟をもったり外したりという攻防を展開。柔道は細かいことは良く分からないが見ていて緊張感だけは伝わって来た。6分という時間があっという間に過ぎた。長いようでもあり短いようにも感じられた濃密な6分間であった。結果は終始、組手を有利に進めた鈴木に対し、防戦一方の井上が反則を取られ、判定で鈴木の勝利!ものすごいハイレベルな戦いをまざまざと見せつけられた私は思わず『感動したっ!』と小泉首相ばりに叫ばずにはいられなかったのであった。
この結果を受けてオリンピックの代表は

100kg級:井上康生/100kg超級:鈴木桂治(補欠:棟田康幸

となった。敗れた棟田が鈴木を祝福する姿がなんとも潔かった。男子足るもの常にこうでありたいと思う。
最後にNHKのCMなしにものすごく感謝をしたので「受信料は払おう」と心に誓うのである。たぶん忘れるが。