milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

 ハッスル3の感想

試合について全然触れなくても良かったのだが、興行として私は成功であったと思うので触れてみる。
「オープニング」
これまで同様「ハッスル」が流れる中、華麗なライトショー。そして客いじり。1のときは戸惑ったが、なんだかなれてきた。逆に気分よくなってきた。「ジャイアント・シウバに高い高いをしてもらいたい人!」っていうのは笑えたなぁ〜。やってもらった子供は呆然としていたが。
一通り終わると曲が変わる。ん?なんだ??花道から煙が!!「シュボーっ!!」なんと小川直也が現れた。いままでにない演出だ。「ハッスルの母」橋本真也を呼び込みしょっぱなから「3・2・1、ハッスル!ハッスル!!」とハッスルポーズ。会場の雰囲気が暖まった。これは良い試みだ。
「第一ハッスル」
これは前回のメンバーを葛西純からTAKAみちのくに変えただけなのだがこれが見事なスパイスになっていた。もともとTAKAはWWEに長期在籍しており、観客の求めているものを瞬時に把握できる能力がかなり高いと思われる。あたりまえのことなのだが常に「観客の視線」を頭に置いて戦うことのできるクレバーなレスラーなのだ。これによって第一ハッスルは非常によい試合になった。やっぱりはじめが肝心である。ちなみにこの試合が終了後、15さん登場。寝坊だそうだ。このたわけ!ハッスルシリーズはオープニングセレモニーからいないと意味ないよー。
「第二ハッスル」
世界のプロレスと称して、メキシコのプロレス「ルチャ・リブレ」をラインナップ。簡単に言うと身軽な選手たちが跳んだりはねたりして技を決めるスピーディーでダイナミックな試合形式なのだ。第一ハッスルがちょっと長い(15分以上やってたと思う)試合だったのでよかったが客はすこしだれていた。その空気を一気に換えたのは「マスカリータ・サクラダ」選手。ミゼットプロレスラーだ。
彼の放つ技「ヘッドシザースホイップ」がもう絶品であった。どんなとこからでも相手の首に足を巻きつけホイップする。最高にしびれた!
「第三ハッスル」
これは"リビングレジェンド"(生ける伝説)ダスティ・ローデスを観るだけに試合。私はダスティに郷愁を感じることはないのでまったくもってどうでもいい試合である。俺の大好きなスティーブ・コリノは持ち味を出し切れていなかった。だって、ダスティ、動けねぇんだもん。アホか。寝そうになった。こういうラインナップはイヤらしい。まったくDSEはホント。次ぎ呼ぶなら"テリー・ファンク"を呼んでくれ。
「第4ハッスル」
我らが「ゼブラーマン」登場。対戦相手は当初「悪の中の悪」と発表。なにがでてきるかちょっと楽しみだ。あおりのVTRは野生に帰るためになぜか動物園へ。大人気のゼブラ―マン。牧歌的だ。しかし、ある動物の前で怯えるゼブラ―マン。その動物は同じ縞模様でも黄色と黒の縞。そう、「タイガー」(虎)であった・・・・
けたたましい入場テーマが鳴り響く。ん?どっかで聞いたような・・・・・・ぁああああっっ!!!!!うぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!なんとやってきたのはあの"タイガー・ジェット・シン"(with サブゥー)である!これは洒落にならん!小笠原せんせ・・・じゃなかった、ゼブラ―マン死んじゃうよ!そんなこちらの心配をよそに客席へ流れ込むシン&サブゥー。そこで思わず叫んでいた。「客に怪我させろ!」と。最近の客ははっきり言ってレスラーを舐めすぎている。痛い目にあったほうがいいのだ。フェイクではなく本気で逃げるからこそ面白いのに。ちょっと前だとプレデターがチェーンを振り回して入場してきても恐怖感が伝わってこないせいか、みな、あまり逃げないんだよね。これだと、見ているこっちが醒めてしまう。やはり、昔のハンセンやブロディ、そしてシンのように本気で行くレスラーじゃないと燃えないですよ。私がプレデターを好きになれないのは、「理性」が見えるからなんです。フェイクじゃなく「ブレーキの壊れたダンプカー」を観たいんじゃぁぁぁ〜〜〜〜!!!!だから、いまのプロレスは駄目なんだよ。ばーか。なんだかむかついてきた。こういうとき何故か「永田さん」の顔が浮かぶんだよなぁ〜。
とにかくシンはこれからもサーベルを振り回し、ガンガン客や若手を怪我させて欲しい。客との間にそういった「緊張感」があってこその「ヒール」であり「プロレス」であろうと思う。そういう意味では前回のサブゥーの客席への椅子投げは良かったのかもしれないな。あれは洒落にはならんが。
試合はやっぱりゼブラ―マンボロ負け。そこへダスティ&コリノがやってきて救出し、次回への遺恨を産んだ。そろそろストーリー性がハッスルの興行にも盛り込まれてくる予兆的な場面であった。
「第5ハッスル」
長州力入場。パワーホールが横アリに鳴り響く。観客大興奮!この人も「リビングレジェンド」的な扱いになっているね。参加したレスラーの中では知名度はやはりダントツ。こればかりは仕方ないことなのかな。
試合はリキラリアット一発。試合時間3分弱。見事なまでに「長州力」でした。
りなみにP氏は彼のことを「メスカブト」とよんでいる。
「第6ハッスル」
これはもう、普通のプロレスだった。坂田のコスチュームが変なのと蹴りを出さないようにしていたのが非常に引っかかる。「何がやりたいんじゃぁ〜、こらぁ!!」&「らしくもないぜ!」である。かっこつけんなや。やりたいように自由にやんなよ。ヘビー級転向したからってファイトスタイル変える必要ないじゃんか。アホか。嫁に「観客論」教わってらっしゃい。あの人は頭いいぞ。多分。
あと、"究極の鉄槌"マーク・コールマンが試合のたびにプロレスがうまくなっているのに驚いた。やはり、一流のアスリートはなにやらせても上手なのね。でも、パートナーはランデルマンがいいなぁ〜。
「第7ハッスル」
ハードコアマッチ。前回は何でもありすぎてどこを見てよいのか分かりづらい上に試合がだらだらしていたので、ホント期待していなかったのだが、今回は時間ごとに「ウェポン」(凶器)が導入され、最初に触ったレスラーが使用権を持つというゲーム性を付け加えていた。これが非常に面白い。シリアスなのにコミカルなのだ。
「ウェポン」の順番もよかった。まず「白いギター」これはアメリカのレスラー、ジェフ・ジャレットのトレードマークみたいなもの。相手を殴ると砕けて白い粉が待っていた。次が「自転車」へ?なんで??はじめてみた。「やられた―」と思う。「ブリキのごみ箱」これは良く見かける凶器。思えばここで一回すかしを入れているんだよなぁ。エロい。そして最後が・・・・・「ジャイアント・シウバ」・・・・んご!!人だよ!!人が凶器だよ!!!確かに存在は凶器だよ!!!こりゃ参った!そんでもって、シウバは最初にタッチしてきた本間選手を「インネンつけられた」と思ったらしくジャイアンチョークスラムで沈める。いやー、分かりやすくて痛快だった。この試合形式さえ乗り切れば後は大丈夫ですよ。
「ダブルメインハッスル〜第1試合」三冠ヘビー級選手権 "チャンピオン"川田利明VS"チャレンジャー"ミック・フォーリー
ゴールドバーグが怪我でこれなくなったのはまあ良いとして、何故いきなりミックなのか?そもそもWWEとの契約はどうなってんだ!?という政治的な思惑のほうに興味が行き、試合はなんかどうでも良かった。でも、木原リングアナがコールをし、和田京平が裁くという図式は非常に心地よかった。こないだの橋本戦より三冠戦ぽかったのは皮肉である。
「ダブルメインハッスル〜第2試合」
私は「ハッスル1」の時からずっと待っていたのだ。誰を?「ケビン・ナッシュスコット・ホール」この2人をだ。参戦予定にラインナップされてから、いつ来るのか、非常に待ち望んでいた。特にスコット・ホールのあの適当な感じ。あの酔いどれのだらしなさがたまらなく好きなのだ。ガチンコ系なファイトスタイルのOHとどういう試合になるのか楽しくて仕方なかった。ホールは徹底的にOHをコケにしていた。そう!それでいい!!やはり、ナッシュ&ホールの方が格上だよなぁ〜。だって、佇まいが全然違うもんさ。試合は負けたがまた来て欲しいな。特に、うわさの"WHAT?"あの人が"what?"参戦してくるならば"what?"尚更だ。"WAAAAAAA!!!!!!!!" 彼の"あの技"を受けさせたらみんなきっとホールが好きになる。物凄い受けっぷりだし。あ〜みてぇ〜。
とにかく、今回はイベントとしてはいい興行であったと思う。この調子でいままでのプロレスファンたちをどんどんおいて言っていただきたい。ビビッたか?たじろいだか?では諸君、7月25日、横浜アリーナでお会いしよう。We are monster!We are monster!We are monster!Dooooooo the hussle!!!!BANG BANG!!