コマツ企画員川島潤哉個人企画「人展」(@新宿シアターPOO)
新宿には250円で食える牛丼がある。それで腹ごしらえ。
その牛丼屋よりも新宿寄りの建物の3階に、バーみたいな劇場があった。
こんなところに、あら!意外!みたいな?
ステージや照明もちゃんとあり、この小屋なら、なんか出来そうだなと、またまた、お芝居ココロがむくむく。
こんな雨にも関わらず満員。すげぇー。潤哉くんすげぇーよ!
実は昨年11月の段階で企画をやるという話は聞いていて、手伝いたいとは言っていたのだが、すっかり忘れていた(いろいろ忙しくてな)
でも、行っても、およびでない奴でしたね。これは。
で、演目。
ひとり芝居だけなのかと思っていたら、そうではなかった。
ここでパンフの言葉をお借りする(すまん!)
「演技は役者の特権といえるか」
今回の企画はこの基本的な疑問の下に意図されたものです。
だそうです。
基本的にこの意見には賛成である。
人は常に人と接する時、なんらかの「自己演出」を施している。
意識、無意識に関わらずである。
だから、普段、演劇になんら関わりのない人でも、舞台に立ってしまえば、もう、演じ手になれるのです。
問題は舞台に立てるか立てないかだけの話しであり、私も役者は誰でもできるものだと思っています。
あとは意識の問題です。
こないだの古畑でのイチローさんは見事に自分を「意識的」に動かしていました。だから、素晴らしいのです。
話がそれました。
今回の彼のコンセプトは一般人はとりあえず除外です。
演技というものはただ単に舞台などで役者が演じるもの意外にもあるというのです。
それは一般的な言葉にしてしまうと「パフォーマンス」となります。
今回はそのパフォーマ−と役者を同じ条件で並べてみてしまおうじゃないか。
そしたら、なんか解るかも!?解らないかも!?!?みたいな企画であった。
相変わらずおもろいやっちゃで。じゅんやくんは。
そこで、一番印象に残ったのが、「マンガを読む」を仕事?にしている"力丸"と言う人。
通常は下北沢やら井の頭公園やらで、お金を払うと読んでくれるそうだが、今日は舞台で実演。
凄い!
とにかく凄い!
何がスゴイって、魂をたった一冊のマンガにもんの凄くこめて、本気で、死ぬ気で読むのです。
汗だくで。
血管浮き出て。
衣服ぼろぼろで。
ツバとばしながら。
とにかく、凄い!
なにかに、心血そそいでいる人を眼前でみたのは生まれて始めてである。
なんでもそうなのかもしれないけど、やり混めばそれは芸になるね。
銭はとれるが、メディアにのせるには、ちょっと、危ないので、是非、下北沢に見に行って下さい。