milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

HERO (CX 21:03〜)

自宅でみりゃいいじゃんと思うが、俺の部屋のテレビは映りが悪いし、妹さんの子供やらなにやらで落ち着いてみることができない。
それならばということでマンガ喫茶で見た。勝手にPPVである(1200円)
で、感想。
こういうのはその時、すぐにかかないと薄まってしまうな。
久利生検事の姿勢は5年たっても変わっていない。
その信念はどんな事件でもどんな場所でも、名前のごとく"公平"なのである。
容姿も階級も関係ない。
真実を見極めるというその1点だけをまっすぐ、純粋に追求している姿を改めてみせてくれた。

いい作品でした。
テレビドラマでここまでのクオリティのものを作れるのなら、日本映画の質が格段に向上しているのも、わかる話である。


些細な疑問がある。
「この時期に何故やったのか」ということだ。


数字はとれる。それは分かっている。
しかし、ただ放送するのでは意味がない。


昔に比べて人間が複雑化し「理解不能」な犯罪が数多く報道されている中で、人間の本質をもう一度考えさせるために、彼は戻って来たのではないだろうか。


正義の意味。
人が人を裁く意味。


陪審員制度が導入されようとしているこの時期だからこそ、あえてHEROは舞い降りたのかもしれない。


ただ、イイ作品に触れるだけならそこまで。
それを踏まえて、各々がどういうことを感じ考えるか。そのことのほうが大切なことなんだと思います。(☆5)