新日本プロレス＆全日本プロレス レッスルキングダム in 東京ドーム

メンバー見渡して、ぶっちゃけ数年前の新日本の興行となんらかわりないじゃんとは率直な感想。
しかし、大晦日を含む一連の総合格闘技での政治的騒動に正直嫌気が差していた私としては、久しぶりにみた純プロレスは非常に見ていて心地よい世界だった。
試合の出来・不出来はあるにせよ、安心してみていられたということは大きい。
これは、大して期待していなかったからだということもあるし、こちらの体調が万全ではなかったからということもあるけど、秀逸だった永田さん×みのる戦以外の３試合も「見る」ことができたというのは、自分でも驚いた。

ただ、最後の終わり方について。

私は橋本の大ファンである。
多分、あの会場にいたとするならば、東京ドームで流れる「爆勝宣言」で涙目になるだろう。
しかし、同時に「故人で商売をする」というスタンスに好意を抱くことができないのもまた自分である。
ああいう仕掛けを準備してあるということは、結果が決まっていたということであり、それってどうなん？と思ってしまう。（プロレスだけども、だ）
あそこで単純に「ハシモト」コールを連呼したいけどできないジレンマを抱えて、ドームを後にする自分を想像するにつけ、相変わらずめんどくさい人種だと自覚し、息絶え絶え状態でため息をついた「プロレスの日」の夜中であった。

追記：テレ朝の煽りVTRはTBSより格段に見やすくて良かったと思う。それは収穫。