milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

R−1見たのだ。

録画ですが。
いまさらですが。
以下感想。

R−1って・・・

ピン芸人No1決定戦」ですよね?

コンビの片方とか出てる意味がわかりません。。。

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1:COWCOW山田(初見)
「長い!」と感じた。それが全てだろう。
決してつまらなくはないと思うが、個人を愚弄する(ようにとらえられる)人名の使い方は、年配受けは悪かろう。
客の盛り上がりもいまいちだった。TOPバッターのつらさか。
にしても、個人的には評価は低いな。(全体9位/俺7位)

2:バカリズム(ネタは初見)
ネタ的には好み。
「一生懸命なバカ」は素晴らしく、自分のやっていることに、何の疑いも感じず突き進んでいる姿勢がいい。
名前は聞くし、大喜利番組なんかでも抜群におもろいし、ツイッターもフォローしているが、ちゃんとネタみたの初めてだ。びっくり。
ただ、前の比較的寒めの空気を暖めたくらいで終わってしまった感じがして、そのあたりも評価に影響したのではないかと思う。(全体7位/俺4位)

3:いとうあさこ(ネタは初見)
39歳っすか。からだやらけー。
「女性の一人語り」は結構いるけど、よっぽど面白いか奇抜でないと、見ていてしんどい。
この人が鳥居みゆき椿鬼奴より面白いとはどうしても思えない。
「自虐」を売ることは「他の人物を貶める」よりはいいけど、やってることも含めて痛々しいなぁ。
板尾さん最低点に激しく納得。だって「芸」とは思えないもの(全体5位/俺8位)

4:グラップラーたかし(初見)
ネタは面白い。しかし「猪木ありき」だ。
その猪木が微妙に「似ていない」のが致命的。
そしてバリエーションがないように見受けられたことも。
本当に登場した3名しか持ちネタがないのであれば、4分はきついなぁ。(やってたけど。)
これ、ネタがつぼ(猪木)じゃなきゃ、ぜんぜんダメだっただろうな。。。(全体6位/俺6位)
しかし「黒雪姫」はゴールデンまずいんじゃないの?大丈夫?CX?こわいわ。

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ここまで見てふと思ったこと。

今は1分ネタとからしいけど、俺はやっぱりあっという間に過ぎ去るものは「一発芸」でしかなく、真の芸人ってのは、昔の方々のように、長い尺でもしっかり笑わせられることが出来る職人さんたちだと思う。
落語家ってこういうとこに出ないけど、ホントにすげぇんだけどなぁ。

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続き。

5:川島(麒麟)(ピンは初見)
って「麒麟」やん!
やったこと自体「芸」と呼べるものとは思えない。
これは全く決勝残った意味がわからん。
もっとおもろいネタの人、いたでしょ。ね。目新しさかい?
この人たちは「麒麟」だから面白いのに。。。。
そしてさらにダメなのが「いい声」で押してたのにその「いい声」が「普通の声」と一緒になってたよ。最後。これ、プロとしては全然ダメでしょ。
麒麟」は「麒麟」で見たいです。寄り道したらあきまへん!(全体4位/俺9位※最下位!)

6:我人祥太(初見)
これはすごい。このセンスがすごい。
人間生きてりゃ誰もが目にする「明」と「暗」。
その「ギャップ」で見ているものの心のうちを揺らすことで生じる「説明しづらい笑い」
まるでジェットコースターに乗っているかのようなその強弱のつけ方の見事さを引き立たせているのが、彼自身の「表現力」
表情や手の使い方(足は見えなかったので)それにメリハリが利いていて、非常に見やすく、伝わりやすい。
この表現力はちょっとびっくりした。いいもの見た。
ついでにいうなら、流れる曲が「僕たちの失敗(森田童子)」ってのが絶妙(漢字あってるか?)
全然やる気のなかった板尾さんがこのときばかりはニヤニヤしながら自身最高得点を上げていたのと対照的に「明るいのがいい!」と、いとうあさこを褒めた伊東四朗(ニンッ!)さんが最低点だったところに、この2人の笑いが対照的な位置にあるのをはっきりと認識するのであった。隣同士にしているのが、もう悪意にしか思えないくらいに。
・・・と、書きまくったくらい高評価なんだが、上位に比べると「エンターテイメント性」がちと乏しいかと思った次第なのです。(全体8位/俺5位)

7:なだぎ武(プラン9)
「放送的に大丈夫か」と思うが、やっぱり「"観せて""魅せる"」ことに関しては素晴らしいと思う。文句なし(全体1位/俺1位)


8:エバタカヒロ←名前あってる?(初見)
ネタのチョイスがいやらしい。
このいやらしさは性格なんだろうな。観ていて気持ち悪さを感じるがネタが面白いので文句のつけようがない。
つくりがオーソドックスだが観てしまうくらいきちんと「できあがって」いるキャラだった。
ダンスはびっくり。だが、スイッチングがへたくそ。観にくいったらありゃしねぇ。それに「お笑い」に「足のステップ」を見せるカットがいるのか?演出に疑問を感じた演目であった。(全体3位/俺3位)


9:あべこうじ(初見)
「漫談が一番強いんです!」って、どっかのだれかが言ったような台詞のVで心をつかまれちゃいましたね。
そうなんですよ。
本当に面白かったら、小細工いらんのですよ。
純粋に「話芸」だけで、この舞台に上がってこれるだけの力量と自身があるってことが素晴らしい。
そしてやはり「巧い」
流れるような言葉の旋律が聞いていて心地言いし、表情も見やすい。
個人的な好みもあるが、結局は「オーソドックス」がいいんですよねぇ。(全体2位/俺2位)




俺の評価は見ながら順位を上下させて結果こうなったってことです。
やはり、番組としてみていくと後者の方が面白く感じやすかった。
バカリズムは順番がもっとあとなら・・・と悔やまれますわ。


で決勝の評価。

3:エハラ(決勝1票※板尾さん)
ネタ的になし。無理がある。
持ちネタ知らないけど、もっと直球寄りで勝負してほしかった。
ラサールさんも言ってたが「踊る必要ある?」だわ。2度目だしね。

2:あべこうじ(決勝6票:優勝)
スタイルは変わらないが元々「話芸」なのだからそれでいい。
あくまでおのれの「芸」一本で勝負したその姿勢もさることながら、決勝のネタもまた簡潔でテンポ良く心地いい。
ごちゃごちゃしてない「素材の味」が生きたということなのでしょうか。大好物。

1:なだぎ(決勝0票)
安易だと思う。小道具に対する「ツッコミ」だけだもの。
確かに面白いけど「ピン芸NO1」と考えるとこれでは・・・。
このあたりが「0票」という評価に繋がったのでは。


この3人の決勝のネタだとあべこうじに票が集まるのは当然だと思う。
実際面白いと感じたしなぁ。

最後の緊張した表情と、発表後の涙はこのタイトルに真摯に取り組んでいた姿勢と見受け、素直におめでとうといいたいなと思った。

ああいう芸風が評価されることは非常に良いことだと思うが、審査員以外の票が反映されていないところに、なんか胡散臭さも感じるんだよなぁ。



あと、司会のお2人、グズグズ。
こういうの向かないと思う。イラッとした。

で、

高田純次と板尾さん最高だなぁ。。。
しみじみ。