milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

ジレンマ

阪神大震災のときにも思ったことだが、ブラウン管の向こう側をこの目で見ておきたいという衝動にかられる。


前回と違うのは、仕事に直結しているということだ。


今回の衝動は「Kスタの現状を把握したい」と「4/29に仙台開幕するが、そこへ向けて、街は今、どうなっていて、どのような状態になっているか」の2点からの想いである。


既にご忠告を下さった方もいます。ありがとうございます。
ご忠告を受けたように、仙台市の現状は文章では把握していますし、私が所属している会社は映像技術にも携わっており、実際に現地でカメラを回したりして、取材で行かれている方もいるので、話しを聞いて把握はしているつもりです。


それでも、実際見ておかねば行けないのではないかと、一介のジャーナリスト(未熟ですが)としての想いがあるのです。


しかし、


私はジャーナリストに向かないなと思ったのは、そういう一種のやじうま的衝動よりも、結局は、行って邪魔することになるだろう懸念や被災地で当たり前の日常を取り戻すべく、日々を懸命に生きていく人々の心境などを思ってしまうと、そんなことは陳腐で野次馬根性でしかないという心理が私の中で芽生え、そしてその想いのほうが勝った。


調べたところ、高速バスも少ないが運行しているし、宿泊もできる(空席や部屋の空きもあるが、ガスが復旧していないため、風呂はなく、リネン系もないとのこと。)


だが、本当に行かねば行けない人もいるだろう。
そういう人が、そういう手段を使ってくれればいいと思う。


被災地に行ってできることなんてないし、ボランティアとしてなにかをするために行くということではそもそもない。(長期滞在できないなら意味はないだろう)


極めて個人的だし、エゴでしかないのかもしれないけれども、映像だけを見ていると、そこにあるはずの当たり前の現実をリアルとして認識することに希薄になっていくようで、それが自分にとっては怖いと感じる。


なにか、人ではなくなっていくような。。。。






今日からだが、一部、電車も動き始めたと聞く。


はやる気持ちがあるものの、今はその時ではないのだろう。


もう少し様子を見てから判断したいが、4/29の前日には取材に行きたいと現状では思っている。(権利の関係で楽天戦は使用時間が限られているので、試合でふんだんに見せることが、現時点では困難なため)












早まったつぶやきのあと、そんなことを考えていたら、今日の会議で同じ番組の仙台出身の仲間が父親と共に車で実家に帰ると聞いた。


くれぐれも気をつけて行ってきてください。


そして、帰ってきたら彼から話しを聞こうと思っています。