PRIDE GP 準準決勝
そんなこんなでちょっと不機嫌になり、夫婦間が険悪に。どうしてつれてく芝居が片っ端からハズレばかりなのだろう。（水性は冒頭だけなのだが）
メシを食った後急いで帰る。そりゃそうだ。なんせ今日はプライド準々決勝。小川ぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜！！！
酒買って帰宅。既にサクVSシェンブリの終盤であった。今回のサクにはハッキリいって興味なし。刺身のツマである。すまん！サク！
チョコッと見た限りでは精彩を欠いていたように思う。なんとか判定勝利。これでは「復活」とはいい難い。後で聞いたが両膝十字靱帯を損傷していたらしい。コンディションづくりが難しい年令になって来ているのだろうか。これまでの激闘のツケが吹き出しまくっているのだろうか。求められているものが高いだけになかなか難しいのだろう。「リベンジ」といっているがもっと気楽に戦いを楽しんで欲しいなぁ。明るさがサクの持ち味なんだし。
かなり飲んだのでこの辺からは順番が分からん。順番がったらスンマセン。
続いて"ヒョードルvsランデルマン"
ちなみに、うちの彼女さんは前回のミルコ戦以来、ランデルマンにぞっこんである。これも、映像が出るたんびに私が魂を込めた解説を展開したからにほかならない。というわけではなく、単純に「スゲェ」と思ったらしい。この人「スゲェもの」「極上のもの」には眼がないらしい。いろんな意味で眼が肥えておる。ちなみにふとももあたりも肥えている。わーごめんなさい。でも事実。
そんなわけで私らが注目の１戦。時間は短かったが濃密な時間であった。もちろん見せ場はあの"ジャーマン"っていうかバックドロップっていうかの投げである。
ランデルマンは見事に投げ切った。んが、きれい過ぎた。素直過ぎた。滞空時間が長過ぎた。そのためにヒョードルは十分な受け身を取ることができたわけだ。まるで、スティーブ・ウィリアムスの殺人バックドロップ（あたまのてっぺんからマットへ落とすのだ。マジ危険）を受けた三沢光晴ばりの見事な受け身だった。あれじゃダメージないですよ。その後の迅速なヒョードルの動き。これには痺れましたがな。コールマン戦もそうだったが、あんななりなのに一瞬の切れた動き。やはりロシアで人殺しの術（コマンドサンボ）を体得しているだけある。スゲェ。
次に"吉田vsハント"
この試合、とにかく"マーク・ハント"この人に尽きる。ドン臭そうに見えて、意外と寝技に対応していた。伊達に"Ｋ−１チャンピオン"ではないなぁ〜。あんなにやれるとは思わなかった。グラウンドの相手に対する打撃をもっと練習していれば勝ったんじゃあなかろうか。吉田もようやったが、もっとスパットいかんもんかなぁ。ズバリいって吉田にゃぁ「スター性」が感じられんのです。後で知ったが放送上はカットされていた試合後のマイク。ドシロウトじゃあないか。格闘家ならば黙して帰れよ。まかりなりにも「プロ」でありたいのならば自分の落し所をきちんと見極めておかないと。「プロ」としての姿勢。そして「覚悟」それが小川との決定的な差である。勉強していただきたい。
"ノゲイラvsヒーリング"
あいかわらずヒーリングの"しのぎ"は素晴らしい。実力は確かにあるが決め手にかけるために"善戦マン"で終わってしまっている。３強と言われている（といってもミルコは負けたが）連中は、きっちり"仕留める"技術以上のなにかを持ち合わせているのであろう。そのへんがヒーリングの敗戦につながったのではないだろうか。彼は、米国民として戦地に行くべきか迷っていると言う話を聞いた。迷いがある以上、勝利にどん欲である相手に勝てるわけない。だが、戦場にもし行くならば、必ず、このリングへ帰ってきて欲しい。新しいヒーリングに生まれ変わって。
"ハリトーノフvsシュルト"
マニア以外には全く言っていい程注目度の低い一戦。実際にオンエアも大幅カットだったし。強い。とにかくハリトーノフが強い。なんなんだ。この人は。
"ジャクソンvsアローナ"
この試合もダイジェストだった。とにかく、ジャクソンのパワーボムに尽きる。記者会見で「禁止にしては？」みたいなボケた事を言った記者がいたようだが、アホなのか？まったくもって意味が分からん。あんな大味な技を喰らう方が悪い。危険とか野暮なことを言うならばパウンドのほうがよっぽど危険だろうが！国へ帰れ！！このちょうちん記者め！
"小川vsジャイアント・シウバ"
テレビではこの試合がケツに。興行的にも事実上のメインであったようだ。まあ、ベルト保持者がメインとセミだったけど。
シウバはでかい。とにかくでかい。でかさだけでなく、試合慣れしてきたせいか、若干ではあるがスピードが上がっている。「動ける巨人」になっている。これはかなり手強いのでは。。。と思った矢先に、結構あっさりテイクダウンを奪う小川。スゲェ。腕絡み、アームロック、肩固めなどを極めようとするも、腕が長過ぎて極められず！やもえず顔面パンチの連打。シウバタップ！小川完勝！！そしてハッスル！！もはや、なにも言うことはない。本当に素晴らしいファイターである。
こうしてベスト４が出揃った。
おそらくは
小川vsノゲイラ
ヒョードルvsハリトーノフ
となるであろう。
決戦は８／１５だ。見に行きてぇ〜。金くれ。ちなみにこの日は終戦記念日。そして新日のＧ１クライマックス決勝の日である。
