milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

「Eagle」(イーグル)かわぐちかいじ著:小学館

最近は寒くなって来たので休憩時間は暖のとれるマンガ喫茶に行く機会が多い。そこでこの間見つけたのが表題のコミックだ。かわぐちかいじ氏といえば「沈黙の艦隊」が有名だが最近、深夜に「ジパング」というモーニングに連載中のマンガがアニメ放映されており、私も「ジパング」を読んだのだがまだ連載中ということで感想は書いていない。
ちゅうぶらりんになった気持を埋めてくれたのがこの「イーグル」というコミック。これはアメリカ大統領選挙に出馬し結果、勝利する日系3世、「ケネス・ヤマオカ」とその隠し子で日本の新聞記者「城鷹志」の選挙期間中での物語りなのだが、先日終了した米大統領選のこともあり、非常に興味深く読ませてもらった。実際の選挙ではどう言うことが行われているのかは、日本にいる私には判らないところであるが、1つだけ言えるのは、「選挙では候補者の政策を聞いた上で各々が判断をくだし、投票に行くべきである」と思う次第だ。
当たり前の事なんだといわれればそれまでだが、選挙中の討論会の映像ではブッシュの失政に対して突っ込むケリーという映像ばかりが流されたせいもあり、レベルの低い争いだなあとほとほと呆れてしまうわけである。
日本でも同じだ。
先日、たまたま、党首討論を見たのだが、民主党岡田代表が質問し小泉さんが答えるところでその質疑応答に対して、回りから笑い声が聞こえるってのはどういうことなんだろう?国の運営に関することなのになんでもっと真剣に必死になって取り組まないのか?とはいっても決しておふざけではないだろうが、「イーグル」を読んで、政治ってのは命懸けで国を良くし、国民全てが幸福であるように努力していくことなんじゃぁないんかのーと思ってしまうわけである。
今度、税金が上がるらしい。(定率減税が廃しされるそうだ。確定申告やる人は判ると思うが酷い話である。)
「この国を変える」という高い志のある政治家がでてくればきっとみんな選挙にいくんだろう。小泉首相も「ニッポンを変えます」っていってたっけ。たしかに「変わってきた」けど必ずしもいい方向だとは思えない。
この国の現状を国民にぶっちゃけちまった上で増税なりなんなりの国民負担を真摯にお願いすれば、納得できるんだけどなぁ〜。
でもまあ、この国の「敗戦心理」ってのは永久になくならないのであろうか。多数の「ニュータイプ」の出現を心待ちにしています。頑張れ!ニッポン!!!
・・・なんのこっちゃ。
まあ、コミック自体の終わらせ方が急だったが内容的には☆5だと思う。しかし、この人のマンガは相変わらず字が多い上に難しい言葉がいっぱい出てくるので読み終えた後、ドッと疲れる。休憩にならないんだよなぁ〜。さぁて、次は何読もう。