milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

野球観、あれこれ

続いては落合監督が99年に書いた本を読んだ。(途中まで)
長いので・・・
今年、興味を持ってみて行こうと思っている(できれば話しを伺いたい)人物は野村監督と落合監督なのである。
お二人の本を読んで思うことは、全く一緒と言うわけではないが、基本的な野球への考え方は近いような印象を受けた。
現に去年、野村監督は「野球をやっているのは落合だけだ」というようなことをいっていた。


千葉ロッテのファンであるが、去年のロッテの野球には、うれしいんだけど正直、乗れなかった部分があった。
なんか、淡泊というかそんな感じがして。
投手陣は否の打ちどころがないのであるが、問題は打線である。
特徴と言うかつかみ所がない感じを受けた。
おそらく、各チームともそう言う印象を受けたのではないだろうか?
これは闘いづらかったと思う。
点をとってしまえば良いが投手陣が素晴らしかったために、得点することができない。
打線も普通なら4番を押さえると流れを断ち切れたりするわけだが、4番がいない。
つまり、悪いいいかたをすると「だらだら」と続く打線なんだと思う。核がない。
強いて核をあげるとするなら1〜3番であったと思うのだ。ここは殆どいじってない(人間は入れ替えたが、バッターのタイプは殆どいじってない)
今までになかった野球だと思う。


そんなことを書いていたら、やっぱり、ボビーはスゲェなぁと思うようになって来た。
でも、なんか乗れないなぁ。。。ってロッテファンじゃねぇな。俺。


この"New"BaseballID野球はどう対処していくんだろうか。そこは見所だな。


話は変わる。
近年、野球の人気が低下したと言われている(実際はTVで巨人戦の視聴率が取れなくなっただけ)
試合に勝てない。面白いゲームをしない。ってのもあるんだろうけど、人間的に文句なく魅力的な選手がいないからじゃないかなぁと思う。サラリーマン巨人軍。魂がないんだな。


野球人気回復のひとつに「時間の短縮」があげられているが、本当は"無駄な"を頭につけるべきだと思う。


勝負事である以上、駆け引きは必要だ。
それをあれこれ詮索しながら、頭を使ってみて行くことも、野球の魅力だと思う。
その上で、昔の長嶋vs村山、王vs江夏、清原vs野茂、のような理屈抜きの真っ向勝負もあるから、面白い。


野球は人間がやるもんだ。
見るのも人間だ。
人間が人間らしくあり、また、それを超えてくるような瞬間。神が宿るというか、人間どうしの対決によってつくり出される異質な磁場に引き寄せられる感覚。
ただ、投げて、打って、走って、守ってではやっぱ物足りない。
それは俺が「理屈家」だからだろう。
去年のロッテ優勝を素直に喜べない理由は、なんか、その辺にあるような気がします。