半落ち 横山秀夫著
会社になんとなく置いてあったので読んでみた。
妻を殺め、自首してきた警察官の取調べの過程でかかわったものたちを通して、彼自身が隠していた”ナゾ”に迫っていく話であったが、想像の域を超えてこなかったので、面白かったのだけれども、物足りなかった。
ただ、印象にのこった台詞があった。
あなたは誰のために生きているのですか?
・・・。
自分を省みた。
私は誰のために生きているんだろう。
世の中には「自分のため」に生きている人が多いだろうし、本質的にはそれが正しいのだと思う。
だけど・・・
私は「誰か」のために生きていたい人なんだと思う。
誰かのことを考え、誰かのために行動する。
そうすることで「生きている」感覚を得られる。
今の私は「抜け殻」なのである。(☆3)