虫
私の中に「虫」がいる。
それは、他の人の中にもきっといる。
私の場合の「それ」は、いつも顔を出しては引っ込み、
引っ込んでは顔を出すとてもやっかいな「虫」である。
そいつがいなくなることはない。
だから、コントロールしようと勤めた。
けど、どうやらそれも無理らしい。
だったら諦めて、そいつと付き合っていくしかない。
そいつが私を苦しめるのなら、そいつを受け入れるしかない。
バランスをとっていくだけでは、いつか、現実は破綻する。
だったら、踏み出すしかない。
自分の中にいる「虫」に気付いてしまったその日から、
既に、結果は見えていたのだろう。
それを受け入れなかっただけの話だ。
私は「虫」に動かされる。
これからはそうなる。
その「虫」とは・・・・「役者」の虫、なので、困ってはいるのだが・・・。