ジェットストリームアタックな夜（後編）

買い物を終え、久しぶりに会った３人で飲みへ。
話としては、「ｂｏｓｓと私の失恋レストラン」。
１５くんはいつも安全圏でモノゴトをジャッジする。こんにゃろめ。
恋愛に関しても私をｂｏｓｓとでは決定的な違いがある。

私のは「理想論」
ｂｏｓｓは「現実論」

正直、結局は自分が幸せになることが一番に決まっている。
決まっているけど、その、幸せを求める行為のために他人が不幸になる。あるいは不幸と感じるということが、どうしても、私の中では「なし」なのだ。
そこが「偽善者」と見えるのは、普通の感覚だと思うし、仕方ないと思う。
それでも、私はできることなら全ての人の幸せを望みたいのである。
それができないのなら、その不幸は自分が背負えばいい。
それでいいじゃんか。と思うのだ。

これが１５くんのいうところの「寅さん」だと思うので、俺はｂｏｓｓを寅さんだとは思わないのであーる。