水性音楽『透明の人』(解散公演)
本来なら、前日にいくつもりだったのだが、前日から繋がってしまい、今週の日程を考えて自重することに。
しかし、大好きな劇団であり、個人的にも親交の深い役者さんのこの劇団での最終公演ということもあり、この日、
疲弊した身体に鞭打って、仕込みを済ませて下北沢へ向かった。。。
下北はいつ来てもいい空気が流れている。
いろんなところが模様替えをしているけど、基本的には変わりない。
OFF・OFFシアターへ。
見なれた顔がちらほらと。
向こう側とこちら側の見えない壁が今の私にはある。これがなくならない限りは向こう側に帰るのは難しいだろうな。
本番を見て。
久しぶりに水性らしい長さのお話。
しかし、今回は銃が出てこなかったな。
いつもは全てを破壊するのに。
忘れていく人。忘れたくない人。忘れたい人。
いろんな思いが交錯する。
気付いた時には遅いけど、気付いたことから始まる関係。
理屈じゃないところから沸き上がってきた感情に素直に揺り動かされながら、たまらなくやってきた寂しさの渦に押し切られてしまった。
自分の中にあるもの。大切なもの。
そういったことを思い出し、また、目の前に広がっている今この時を、忘れないでいたい。
あなたは「きっと忘れる」というけれども、忘れないでいたいと思う。
そして、感謝を贈りたい。
ありがとう(☆5)