milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

グレイヴディッガー 高野和明著

"13階段"を書いた人のミステリー。
昨年秋に表紙買いした本の1冊。ちなみに読み終わったのは先週のこと。


"グレイヴディッガー(Gravedigger)"とは"墓堀人"のこと。どうやらイギリス英語らしい。
プロレス村を覗いた人間なら墓堀人=アンダーテイカーって思うような気がするが翻訳するとundertaker=葬儀屋となるようだ。


さて、本書の感想なのだが・・・面白かったなぁ。
というくらいの本でした。
娯楽として面白く感じたものの、そこから何かを深く考えるというような作品とは思えなかったかな。
ちょっとオカルティックだし、なにより、最後の編でわざわざあいまいにしているので。
前半にくらべて後半の文章描写が少なく感じ、もっと丁寧に書き込んでもよかったのではないかと思う。十分面白いけど、個人的に小説としては物足りない気がしました。(☆3)