milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

全日本プロレス 両国大会

朝からあいにくの雨でしたが、ひとりで見に行ってきました。
開始20分前に両国についたのですが、結構混んでいました。
当日券にもほどほどの列。
ひとりだったのでイス席でしたが、2階の前から4列目といい席。
想像してはいたが客の入りは半分くらいか。厳しい。
節電対策として、暖房が入っておらず、照明も休憩時間のような感じで試合中も薄く電気がついている。
スポットなどの演出効果も最小限(翌日の新聞では外部自家発電機を使用していたとのこと)と、エンターテイメント感が少なめの興行で、選手はやりづらいのでは?と思いながらの観戦。


OP
ブードゥー・マーダーズのMCにひさびさに"brother"YASSHI来場。
相変わらず「カス野郎」連発で最高/
東北に「ごきげんちゃん!」を届けようと「ごきげんちゃん」コール。
ジーンとしてしまう。


まず前半4試合。


第1試合:渕正信&○宮本和志 × ゾディアック&●中之上靖文
フッチー、頑張ってた。
ゾディアックはベビーターンのきっかけだった小島がいなくて、方向性が見いだしづらいのう。


第2試合:カズ・ハヤシ&○KAI × ●大和ヒロシ&BUSHI
KAIがよくなってた。
BUSHIって誰?きびきびしていていい動き。目を引くレスラーでした。ルチャっぽいムーブメント。


第3試合:○ビッグバン・ベイダージェシー・ホワイト&浜亮太 × TARUレネ・デュプリ&●MAZADA
たっぷり"VADER TIME"。やりすぎです。
”浜ちゃんベイダー”は良かった。
MAZADAがいいレスラーってことを再認識。
ただ、MAZADAと言えば、NOSAWA論外
彼がいないことが寂しいな。早く帰ってきてほしい。


第4試合:アジアタッグ選手権
真田聖也&●征矢学 × ○関本大介岡林裕二
大日本のペアが非常に"昭和テイスト"でエロい。
プロレスラーの原点をみた感じ。
チャンピオンチームはまとまりを感じない。
タイトル移動は納得だが、試合時間が長過ぎる。
この内容で35分もやるとは・・・人のオナニーを見るほどしんどいものはない。
絶対怒られてると思う。
新チャンピオンチームは実にアジアタッグっぽい2人だと思ったので、防衛が続くといいなと思う。


休憩挟んで後半戦。


第5試合:○武藤敬司 × ●橋本大地
「爆勝宣言」に涙目。この曲は反則だ。
しかし、試合は「大人と子供」
武藤も言ってたが「まだ始まってもいねぇ」です。
身体ができてない。
いまの状況で試合を続けるのは危なっかしくてしかたない。
もっと、プロテインを!
「ゼロからだ!ゼロからのスタートだ!」
とんちが効いてて、武藤らしい。
で、このメッセージは「東北で津波で建物を流されて何にもなくなって、ゼロからスタートする人たちの希望になってくれ!」ってその後続けているんです。
被災地へ、そして橋本大地へ、強烈且つ、想いの詰まった重厚なメッセージで、そういうところも武藤らしいなと思う次第。
しかし、武藤。
ほとんどド素人相手に、10分間試合を作ってしまうところはさすがのプロ。
そして、そのたたずまいはいくつになっても、なにやってもかっこいい。うっとり。


第6試合:●船木誠勝鈴木みのる × 獣神サンダー・ライガー&○永田裕志
ひとりづつの入場。たっぷり。
で、試合は一通り絡んで8分で手打ち。
仕事きっちりだが・・・バイトか。
もっと見たかったよぉ。。。
その分試合後、たっぷり乱闘。
そしてお辞儀などして冷静だと思われた船木が・・・突然のマッドネスモードで、鉄階段ぶん投げ!!!
結局、船木が持ってっちゃった。すげぇよ船木。ビバ!マッドネス!!


第7試合:世界ジュニア選手権
○稔 × ●近藤修司
ああ、コンちゃん・・・
近藤って本当にいいレスラーだなぁ・・・。
いうことなし。


第8試合:世界タッグ選手権
KONO&○ジョー・ドーリング ×太陽ケア&●大森隆男
テーマが見いだせない試合。
やはりタッグタイトルはタッグ屋が持ってたほうが面白い。
チャンピオンチームも挑戦チームも雑。
ただ、大森さんはその雑さが良さだったりするので、なんともいえんが・・・。スタミナなさすぎるよぉ。。。


メイン:三冠ヘビー級選手権
諏訪魔 × ●KENSO
この試合、おそらく賛否わかれる。
しかも否が多いだろう。
ただオレとしては、相当面白い試合だった。
若きチャンピオン諏訪魔としては、まったく噛み合ないタイプを相手にどのように魅せる試合を組み立てていくのか、大いに勉強になっただろうし、試合中にそういう努力が垣間見えた。
KENSOのほうは、くねくねしてるし(リック・ルードか!)、コスチュームはぶっちゃけだせぇし、なんだかよくわかんねぇですけど、一瞬先になにをするか全く読めないってことに気づいたとき、KENSOから目が離せなくなってしまった。最後も徹底的に諏訪魔の技を受けまくり、きちんとラストライドまで技を引き出した。ああ、オレの完敗。KENSO!最高!おれ、ごきげんちゃん!



試合後。
諏訪魔の挨拶の後、チャンカン優勝宣言!
これを受けてKONO&ジョー・ドーイングが噛み付く。
さらに、まったくいいとこなかった大森さんが「まだやり足りない」と参戦表明(そらそやろ)。
続いてマッドネスから落ち着いた船木が丁寧に挨拶。(あと浜ちゃんも)
つづいて2年連続Vの鈴木。
ここまではいい。しかしこっから。
なんと永田さんが参戦表明!
さらに書面ながらノアの秋山が参戦表明!
待望の全日本のリングに登る。
久々にプロレスをめちゃみたくなりました。


その後、諏訪魔の呼びかけで、大事MANブラザーズが流れる中、選手全員がリングに上がり「がんばれ東北! STAY STRONG JAPAN」の幕を掲げた。
客出しの曲はZARD「負けないで」


暖房も照明もなく、観客動員もかなり苦戦した興行だったと思うけど、本当にやる意味と意義があったと思うし、そんな大会を見ることができて本当によかった。


帰り際、出口でレスラー達の募金活動。
ささやかながら協力させていただきましたが、全日を観にいって、なぜか蝶野に募金するっていう・・・。