milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

トライアル

こんな記事がありました。

「女子マラソン福士加代子名古屋ウィメンズマラソンにエントリー。あいまいな五輪選考で強行」(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/1609173.html

競馬だったらこんなことないですよね。
トライアルレースは明確にトライアルレースである。となっていればこういうことにならない。

私もこう考え、最初は全面的に陸連側に批判的な眼を向けていた。

なんでもそうですが、外から観てるとなんでこんなに簡単なことも決められないのかと思うが、代表当確を出せる基準が「選考対象レース3レースの上位2名」&「設定記録突破者」というルールを決めている以上、陸連側も完全な内定は出せないのはやむを得ない部分もあるかと思う。

今回の福士陣営の決断は、五輪確定へ勝負をしているということなので外野がとやかくいう筋合いはないが、世界選手権入賞者の伊藤選手のタイムとの差を考えると、前年の世界選手権の最上位選手が五輪代表選考の優先順位1位ということが、この制度の根本的問題なのではないのかと思ってしまう。

競馬の場合、トライアルで勝てなければ、無理なローテーションを組んで賞金を加算し、クラシックレースへの出走権を獲りにいく。
その馬が本番でどうだったかというと・・・。勝つ馬もいるが、順調にローテーションを計算して走っている馬のほうが、良い結果に結びついていることが多いと主観的には感じている。

本来の目的は果たしてなんなのか。

いずれにしても、選手に悪い影響が出ないことを願うばかりである。