milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

だからこそ、あたしはある台詞に腹がたつわけ。

「役者ってのはどこか必ずいいところを探そうとするんだよ」

これは、ハッスルハウスの開場での一コマ。いや、もう本当にはらわた煮えくり返りそうになったね。「いいところを探そうとする」って言葉に腹がたっているわけでは当然なく。何が理由で(無意識的にか意識的にかは知らんけど)そうなったかが容易に予想できるところがすんげえ嫌なわけですよ。そりゃ役者に限らずいいところなんて探そうとするわいな。ものを作ろうとする人間なら誰でも。しかしやなあ、それが先に活かすためのみでそうしてるんならともかく、小劇場系の世界なんておもに傷の嘗め合のためだけやろうがな(アマチュアバンドとかにもにたような要素が大量にあるのも承知の上で言うわ)。聞いててほんまに「妥協」以外の何物にも聴こえてけえへんかったんやわ。人と作業することによっての難しさはそりゃ大量にあるやろう。でもなあ。最初ッからできひんって言ってて物事が先に進む進まないを語ってもどうしようもないやろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!妥協や卑怯が場合によって有効な時が世の中在るとはいえ、そんな卑屈な根性やからろくなもん作られへんのンちゃうんかい。…それやから、あたしが嘆くわけよ。だからあたしが演劇を嫌いっていうんよ。腐った根性丸見えやから。人をなめ切ってるとしか思われへんからさ。そう言うつもりが丸でなかったら、そのニュアンスでその台詞はさすがに出てこんよ。あたしみたいな馬鹿でも解る。…あんまり芸術に対して失望なんぞしたくはないんやがねえ…。