milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

PRIDE 28

本来ならば天皇賞は見ないで観戦する予定だったが、嫁さんが「スロット打ちたい」とワガママを言い出し、銀玉屋で見てからになる。しかし、第1試合には間に合った。
休憩までの試合では第2試合と第5試合以外は特に目を引くものはなかった。
第2試合はとにかく「ムベ様」ことチェ・ム・べ選手につきる。
試合のレベルは大味で物凄く低いものであったが、相手のサモアの選手のパンチを喰らいまくるも全然聴いている様子がない。そればかりか、何に大してなのか分からないが非常に不満そうにクビをかしげまくっていた。その様がおかしいったらありゃしない。しかも、このまま判定かなぁと思い始めた2R残り15秒で強引にテイクダウンし裸締め。1本勝ちしてしまうのだから驚いた。きっと兵役経験がこの驚異の粘り腰につながっていると思われる。決めの「サタデー・ナイト・フィーバー」のポーズで完全に観客のハートをキャプチュード。もともとはファンイベントでのヒョードルとのスパーリングがキッカケで日本の総合シーンに躍り出てきた「ムベ様」。これからもPRIDEシリーズの潤滑油になってもらいたいものだ。
あと第5試合のマーク・ハント!この人の粘りはK−1時代から判ってはいたことだが、今回の勝利は見事の一言に尽きる。ただ、相手がボビッシュってのがちょっと引っ掛かるとこではあるが。。。
第6試合の金原vsアリスター戦は久しぶりに凡戦ってものを見せられた気がした。全く噛み合っていない。いつも金原はそんな役回りばかりやらされている気がするなぁ。
第7試合&8試合。まさか2試合続けて脱臼決着とはなんとも歯切れが悪りぃですな。特にミルコvsバーネットは注目度が高かっただけに、しかも、せっかくジョシュのペースになりかけていただけに本当に残念でならない。ターザンがファイトで書いていたが、「新日の呪い」なんじゃあなかろうか。だいたい、外国人選手でしかももともと総合畑の人間に会社を背負わせて、他団体で平気で社旗を触れる所属選手どもやそれでも平然としていられるフロント陣のプライドのなさ加減に呆れてしまうわけである。その上「地方では外敵排除」って、身内の馴れ合いジャン!売れない小劇団じゃああるまいし、んなもん誰が見に行くねん!それならクオリティの高いノア見に行くっちゅうねん!ここで小川の台詞を拝借「新日本プロレスのみなさぁ〜ん!目を覚まして下さぁ〜〜〜〜〜い!!!」
まあ、話は横に剃れてしまったが、そんなこころにうつりゆくよしなしごとを綺麗さっぱり吹き飛ばしてくれたのは紛れもないメインの両雄でありました。
キリスト教に改宗したにもかかわらず、リング上で携帯にてだれかと延々とトーク。シウバの国家斉唱中もである。おわって両者睨み合い。ヴァンダレイはいつもと変わらないがランペイジはなんか目が言っちゃって、ジャンキーみたいになってた。違う方向に危なくなっていた。
しかし、試合の方はランペイジのペース。打撃のしのぎ方、特にガードが格段に進歩しており、とにかくいいのをもらわない。1R終了間際にはかなり惜しい場面もあった。しかし、ここで逃げ切られてしまったことが結局は敗北への呼び水となってしまった。回復したヴァンダレイのラッシュで1発いいのをもらってしまい、壮絶なるKO負け。おそらく鼻は潰れてしまったのではなかろうか。地上波ではおそらく流れないだろうが、ロープに倒れ寄り掛かった瞬間、おびただしい量の出血が白いマットに滴り落ちていた。久しぶりに戦慄した場面であった。
とにかく、ヴァンダレイは強ぇ〜です。誰が止めるんじゃろか。すげぇ試合じゃったわ〜。
嫁さんも満足して下さいました。っちゅうか最近この娘、目が越えてきており、技術論にもついてくるんだよなぁ〜。こいつもすげぇわ。