milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

明徳義塾高校3年生による同級生殺人未遂事件について。

どんな理由があるにせよ人を殺めた瞬間に人ではなくなる。戻りたくても戻ることはできないのだ。
ニュースでやっているように彼はHPを持っている。
今は閉鎖しているが17時の段階では見ることができた。
写真部に所属していたという彼。
透明な感じのすごくいい写真を撮っていた。
HP自体のデザインもシンプルで非常に清楚な感じを受けた。
刺されたクラスメートはそんな彼のデリケートな部分を汚してしまったのだろうか。
殺意を持つに至る経緯は日記を閲覧できない今となっては定かではない。
ただ、彼は警笛を鳴らし続けていた印象を受ける。日記に書き込んでいることできっと誰かに救いを求めていたんじゃないのかと思う。
これが20を過ぎた大人のすることならば、腹を立てるところであるが、彼はまだ18だった。
誰かが気付いてやれれば…。
そう思うと無念でならない。
この学校は全寮生だと聞いた。
家族間の愛情の希薄さが様々な事件で表面化している昨今、こうした教育形態に問題はないのか、考察してみても良いのではないだろうか。
距離感。
取り方はむずかしいが体験しなければわからないこと。
溜めることしかできなかった彼に一歩踏み出す勇気を与えられる人間がいなかったことが、今回の不幸な事件を引き起こしてしまった要因のような気がします。
刺されたクラスメートにとっても今後トラウマになるだろうが刺された理由を考えて、今後は生きて行って欲しいものです。せっかく助かったのだから、その命、大切にして欲しいものです。

彼の写真で印象にのこったものがあります。
白黒でどこかの施設の金網のとびらがあってそこに「立入禁止」と木の板が貼ってある。
下から見上げているようなアングルで、まるで彼がそのとびらの前で立ち尽くしているかのような印象を受ける。

立入禁止…

そのとびらを彼は超えて行ってしまった。

HPを見るにつけ、ほんとうにきれいな印象を受けるので重ねがさね残念でならない。

彼のとった写真、何枚か借りたのだが本人に許可が取りようがないので、公開できないのが残念です…

追記

何故、HPの公開が停止したのか。
推測でしかないのだが、過剰なアクセス数と書き込みが原因だろう。
その書き込みはホントデリカシーのないものが殆どで、人間の悪意の巣窟と化していた。
確かに私も見に行った。
それは好奇心に他ならない。
けど、誹謗中傷によって相手が傷付くことくらいは想像できる。
「記念に書き込み」だぁ〜?
あんたらには人間の血が通ってないのか?
世の中の良識を疑う事実に目を被うばかりである。
無責任すぎる。酷い。
言葉でも人は殺せるってことに何故気付かないんだ?
程度の低さに呆れ、腹が立った。
ホント、写真、きれいなんだよ。
なんか涙でてきた・・・。ちきしょう。