milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

中日ドラゴンズ・川相昌弘

今日は仕事でヤクルトvs中日を観戦した。
初回にヤクルト連打で3店取る一方で中日はチャンスをものにできず、追加点を許してもう決まりかと思った矢先の5回に中日が1四球を含む6連打で同点。全くどちらに転ぶか分からなくなった。
双方ともにこれといったチャンスもないまま迎えた8回。6回から好投を続けていたヤクルト河端からヒットと四球で無死1・2塁。
ここで代打川相。確実にバントのこの場面だが解説者曰く非常に難しい場面なんだとか。
できて当たり前という見方をされるなかでプレッシャーがあるであろうにも関わらず見事バントを決め、この後の4点につなげた。
川相は一昨年、本来ならば引退していたはずの男だ。
当時、巨人の原監督にコーチになってくれといわれ、その言葉を受け、引退を決意し、原監督をバックアップしようと心に誓っていた。
しかし、青天の霹靂。
球団首脳陣との確執から原監督は自ら監督を退く。
これに納得できなかった川相は、もともとあった現役への思いから引退を撤回。巨人を飛び出し、声をかけてくれた中日へと移籍するのである。
こういったベテランを大切に出来ない巨人という球団の求心力が弱まっていってるのは当たり前といえば当たり前なのかも知れない。
巨人で現役を終えれば、その後はまず安泰だったにもかかわらず、その地位を捨て、自分の信念の元に行動し、結果を出している。
男というものはこうでありたい。
今日の川相選手は最高にかっこいい男であった。
今日で通算バント数が524。世界記録を絶賛更新中の40歳である。