milo23の『何でも食うよ。』

2020.5.25から再開。独白を綴っていこうかなとか思ったので。

【スポーツ】第88回全国高校野球選手権大会決勝戦(再試合)早実×駒大苫小牧 

昨日、熱闘の末、両チーム譲らず延長15回、1−1の引き分けで翌日再試合となったこの1戦。
勝戦での引き分け再試合は37年ぶりという歴史に残る試合を見るために勢いで2週連続の"帰阪"となった。
昨日のゲームでかなり消耗しているであろうと推測した我らは乱打戦もやむなしという覚悟であったが・・・


フタを開けてみるとそんなことはなく素晴らしいゲームとなった。
早実は初回、コントロール定まらぬ苫小牧の2年生ピッチャー菊池くんから1点をもぎ取る。
苫小牧は温存しておきたかったであろうエースの田中くんを早々にマウンドにおくりこの場面を凌ぐも、2回。フォアボールのランナーを許してから早実の卒のない攻撃で追加点を許してしまう。


一方の早実先発はこれで4連投となるエース齋藤くん。
この齋藤くんがまたもんの凄くいいんですわ。
右バッターのアウトコース低めの出し入れが絶妙!そこへ140km/h台のストレートと120km/h前後のスライダーを投げ分ける技術がもう神憑かり的で、これは打てんと正直諦めかけとったのです。


しかし、6回。
先頭バッター1番の三谷くん、カウント0−1から2球目!
外角低めのスライダーを振り抜いた打球は左中間スタンドへ!苫小牧、神憑かりな齋藤くんから1点をもぎ取る!
打った瞬間、我らは立ち上がり、俺などは周りの目なども気にもとめず


「行け!行け!
いっっけぇぇぇぇーーーーーー!!!!!

と立ち上がって叫び、スタンドに入るや同僚とハイタッチ。
全く、縁も所縁もない学校なのに、かなり本気で応援しておりました。後で考えると驚きです。


ここで、苫小牧が反撃していくかと思われたその裏。
2アウトからフォアボールを許し、早実8番白川くんの初球!
高めのストレートを振り抜き、レフトフェンスを直撃。タイムリーツーベースヒットで一塁ランナー俊足の内藤くんが一気に生還!再び2点差。んあー。
続く7回にもデットボールから4番の後藤くんにタイムリーを打たれ4−1。
今日の齋藤くんの出来では正直、厳しいとは思いつつも「相手も人間じゃあー!」とスタンドから叫び、応援して迎えた9回。ここにドラマが待っていたとは・・・


先頭の2番三木くん。
カウント2-1から内角のスライダーに詰まるものの、深く守っていたレフトの前に落ちるヒットで出塁!
続く3番中沢くんの初球!
外角寄りのスライダーをフルスイング!打球はセンターバックスクリーン左へ飛び込む2ランホームラン!
逆転で勝ち上がって来た苫小牧がなんとなんと!1点差に詰め寄るのだ!
打球が上がった時、再び立ち上がり今度は


「こい!こい!
こぃぃぃぃぃーーーーーーーっ!!!!!!

とアクションつきで見境なく叫び、入った時には周りの人と抱き合ったりしてしまった。あんたらだれやねん。ちゅうか俺、だれやねん。


しかし、齋藤くんは伊達ではなかった。
その後、、落ち着いて2アウトを取ると6番に入っているエース田中くんとこの場面で直接対決を迎える。
行き詰まる攻防。
この場面でこの日のMAXである147km/hのストレートを投げ込む齋藤くん。
それに必死で食らい付く田中くん。
私も「寿命2年やるから!」とワケのわからないことを念じながら田中くんを凝視していた。



気がつけば甲子園を照りつける強い日射しがいつの間にか雲に遮られていた。
つかの間、爽やかに涼しい風が吹き抜ける。
私の集中力が途切れた瞬間、144km/h、外目のストレート。
フルスイングした田中くんのバットは無情にも空を切り、試合は終った・・・・

その5 〜感想〜

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